親指シフトをゴリゴリ覚えるよりも断然簡単に入力を高速化する方法
デスクワークの生産性を考える上で、
意外と重要なのが文字入力の速度だと思います。
メールを打ったり、文章を作成したり、
そういった面倒な作業って、結構ありますよね。
できればこういった事務作業の時間を極力減らして、
考える時間にあてたいところです。
文字入力の方式3種
大きく分けて3つ、
・ローマ字
・JIS配列かな
・親指シフト
ローマ字とかなについては、
PC超初心者という方以外は言うまでもなくご存知だと思います。
親指シフトについても詳細な説明は割愛しますが、
超絶要約すると「早く入力できるようにするための入力方式」です。
下記にわかりやすくまとまっています。
入力方式によってどれくらい早さが違うのか
普通に日常生活を送っていると、
ローマ字入力以外、する機会はないと思うのですが、
これを知っているのと知っていないのでは結構な差があって、
日本語入力コンソーシアムによると、
いま、わが国でもっとも普及している日本語入力方式はローマ字入力である。しかし、 ローマ字による日本語入力には以下の点で問題が残る。(中略)仮名入力に比べて、圧倒的に打鍵数が多く、使用者の身体的負担に委ねられている。 打鍵数が多いことは、とくに指の負担が極端に増大し、長時間の入力では疲労度も 比例して増すことになる。
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【表2 打鍵数と内訳(変換・無変換は除く)】
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NICOLA:3,735
JIS:4,110
ローマ字:6,474
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*天声人語4日分(3,735文字)
「表2」の部分について補足をすると、これは
天声人語4日分(合計3,735字)を文字入力する場合、
何回キーボードを叩かないといけないのか(=打鍵数)
を各入力方式ごとに比べているということです。
※NICOLAは 親指シフト、JISはJIS配列かなに対応します。
明らかに親指シフトの打鍵数が少ないのが分かりますね。
入力速度もそれに比例して早くなることがわかるかと思います。
かな入力と親指シフトの学習コストの高さ
とはいえ、これらを完璧にモノにするには結構な学習コストが必要です。
正直わたしも何回か挫折しました・・
キーボードの配列をゼロから覚えなおさないといけないので、
頭をまっさらにした状態で、
例文を何回も何回も何回も、打ち続けるというトレーニングをするのですが、
なかなか上達しないんですね。
しかもある程度覚えたと思っても、
完全に体の一部になるまでは、なんだかんだローマ字入力のほうが早いんです。
結局多くの人が挫折します。
ローマ字入力のまま、苦労なく、入力を高速化させる方法
というのが実はあります。
といってもそこまでドヤ顔して語るようなことでもなく、
すっごく、シンプルな話です。
(そんなこともうやってるよ!という人もいると思います)
ただ、もし知らなかったり、今までやろうとしなかった方は、
これを知るだけで、学習コストなく、
それでいて、劇的に入力速度が早くなるので試してみて頂ければと思います。
単語登録
これです。ほら、文字入力をしているとき、画面の下の方に出てくる辞書アイコン、あるじゃないですか。あそこで任意の単語を討論できるようになっているんですが、それを活用してするんです。
※エントリーの最後にやりかたのわかるリンクもつけています
具体的にどうするかというと
- 仕事や日常でよく使う定型フレーズを10~20くらい列挙する
(自分の過去のメール送信履歴とか見返すとすぐに整理できるはずです) - 「単語登録」を起動、列挙した定型フレーズそれぞれに
「読み方」を設定する - その際、登録する「読み方」は
1打鍵~3打鍵くらいで呼び出せるくらいの短さにしておく
例えば、わたしの場合、
「@お」の読み方に「お疲れ様です。」という単語を、
「@せ」の読み方に「お世話になっております。」という単語を、
「@し」の読み方に「承知を致しました。」という単語を、
「@あ」の読み方に「ありがとうございます。」という単語を、
「@ほ」の読み方に「ご報告をさせて頂きます。」という単語を、
「@よ」の読み方に「宜しくお願い致します。」という単語を、
それぞれ登録しています(あくまで一例です)
そうすると、例えば、
@せ@し@よ(9打鍵)と入力するだけで、
お世話になっております。承知を致しました。宜しくお願い致します。(63打鍵)
が入力できるようになります。7倍の差になりますね。
全ての単語の入力が効率化できるわけではなく、
あくまで登録をした範囲での効率化とはなりますが、
大体10件登録をして、丸暗記をしておくだけで、
相当早くなったと実感できるはずです。
単語登録の起動の仕方
については下記のリンクを見るか、
「単語登録」でググれば一瞬で分かります。
Windowsユーザーの方
Macユーザーの方